反射と自制

今日はずいぶん暖かい
海岸に行きたい
海岸からこの曇り空を見つめたら
懐かしいだろう
まだ無邪気だった頃
友と笑いあった頃
とても強かった頃
世界が広かった頃
太陽が近かった頃
夜が美しかった頃
鎖が弱かった頃
明日も明後日も、この先ずっと変わらない日々が続くと、信じて疑わなかったあの頃
自転車に乗って家に帰って、母が作った夕飯を食べて

生きることが戦うことなのであれば
僕は簡単に生きる事を放棄してしまう