自分の立場は例外だ 現実は甘くない 人も社会も立場も もっと残酷に私達を追い詰める 諦めてしまわないで 強く信じられたなら 私達は優しく生きていけるはず 今いる場所から抜け出して 自分が楽でいられる環境で生きる事は 後ろめたいことではないのよ いつ…

記憶のない海へ

ただいまAM5時30分 二時間前に酷い寝汗をかいて目が覚めてから眠れなくなってしまった 心が鈍りのように重い 他人から怒りを向けられることはこんなにも苦しいことなのかと思う 子供のように 泣きじゃくる事ができれば 少しはこの苦しみも緩和されるのだろう

南大阪のどこかの駅で寒い冬の夜に電車を待っていた仕事を始めたばかりでまだまだ失敗ばかりしていた私はその日も取引先の担当者に頭を下げとても疲弊していた大阪府下というのに私以外誰もいない駅で私はイヤホンをつけ煙草に火をつけたなんでだろうあの時…

恐らくは、当初の悲しみはシンプルなものだった 君がいない、ただそれだけが悲しかったのだから けれども人の心は捻くれていて 時間の経過と共に複雑になっていく今わたしの悲しみは、君がいても癒されない 長い時間の中で、癒すことのできない悲しみが心の…