タイムマシーン

心地良い風が吹く秋の夕暮れ


望み続けた人と


二人並んで座っていた


プライドも意地も感傷も捨てて


空白の時間を埋めるように話した


『僕はいつだって忘れた事はなかった。本当に本当に愛していたんだ。君の事を思うばっかりに、自分を傷つけるような事までしてしまった。君を想って、沢山の詩も書いた。今はとにかく、君と居たい。君の話しを聴かせてほしい。』
『ありがとう。でもあなたが愛したものは過去にしかないの。あなたが愛しているのは、決して私ではないの。』