幼心の君

別れを悲しむ気持ちさえも


いつしか磨耗し霞んでいくのね


出会いを喜ぶ煌きさえも


鈍く濁っていくのね



無邪気でいたいと思うよ


子猫のように


動くもの全てにじゃれつくような


キラキラした瞳でいたいと思うよ


壁なんか作らないで


生きることに飽きたりしないで


いつも喜びの傍にいたいと思うよ