2011-12-07 ■ またひとつ遠くなった 今はもう願いはないけど 遠くなっていく景色に手を伸ばし続けた10年は 依存心となって此処に転がっていて それを持て余している 当時の記憶は白く霞んでぼんやりと浮かぶ ああ あの時の僕は 今の僕を許すだろうか どうしてなんだと 責めたてるだろうか 涙を流して睨むだろうか 思いのままに生きた僕は いつしか面倒なものから逃げ続けて生きてきた 面倒なものほど愛し、決して手放さなかったあの頃は ひとつずつ遠くなるのに 12月8日に僕を迷わせる