真夜中の曇り空

ただいま午前4時


眠れない日々が続く


とくに書きたいこともないのだけれど


キーボードを叩く


今日は一日曇り空


冬の曇天は軋むほど冷え込む


近頃ずっと考えていることがある


人生は幸福と不幸の連続


満足と不満の繰り返し



経済にしても


運勢にしても


全て数学の教科書にある図形のように


上がったり下がったり



起きては陽を浴び


今日もいい天気だと笑い


眠っては床の中で


明日の好天を願う



延々と繰り返されるサイクルの中で


身だけは冷徹にも朽ち


いずれはサイクルから弾き出される


果たして生きることとは何なのだろうか


子を残すこと?


人を愛すること?


自由を求め続けること?


全てがオートマチックに完成されたサイクルじゃないのか


それなのに



人はまだ笑う


人はまだ怯える


人はまだ夢見る



人はまだ願う




今日が雨なら


明日は晴れるようにと