狭すぎる世界

ヒトはこの星で一番の知的生命体


そう自負するようになってどれだけの年月が過ぎただろう


今では間違いなく


この星に最も害をなす生命体


海を濁らせ、山を崩し、大気を汚してなお


自分たちの愚かさを認めない


他の健全な生命を淘汰しても


少しの偽善で自己満足を得ている



本当はわかっていても


それを言い出す勇気がない


ヒトが目指した理想や


文明の発展は


間違いだったと