病的矛盾

私はおかしい



私は



私より弱い人がそばにいれば



強くなる



私は一人だと



立ち上がることもままならないほどに




弱くなる




私が強くいられたのは




君がそばにいたからなのに




私は君の弱さを許せなかった




君は弱かった




私以上に




でも君は




私がいなくなると




強くなったんだ




今君は強くて




私は怯えてる




君の強さが




胸に突き刺さるようだ





君が強くなればなるほど




私の存在価値は失われるようで




私は怖い




怖い




怖い




涙を流して




私に縋っておくれ






なんて







そんな望み










やっぱり私はおかしいよ