長い長い夢を見ていた


夢の中は酷くアンバランスで


納得できないような事象が当然のように起きていた


私はやはり、彼女思っていて


彼女も私を思っていたんだと思う


現実ではありえない安堵感があった


目が覚めて、鏡を見て


彼女は夢の中だけの存在だと感じた


もう2度と会えない人は


相対的に見ると存在しないのと同じ


だから私は夢を見続ける


時を刻まない世界で


幾度となく彼女を愛す