out put

肉体の疲労とは裏腹に


心は少しづつ着実に高揚していく


一定のリズムを刻んでいるから


安心して生きている


古傷がむず痒く


わずかに疼く


夜が来るたび


浄化のために時間を費やす


今はただ


音のある静寂だけを求める


声は必要最低限でいい


できれば一言も発さないで


最小公倍数に辿りつくときまでは


こうしていたい