『人は幸せの為に文明を発展させたんでしょう?
皆んなが生きやすいように毎日努力しているんでしょう?
それなのにどうして今、こんなに沢山の人が精神を病み
嘆き絶望し、自殺までしてしまうのかな ?
まだ発展が途中だから?
それとも多数派の幸せのために少数派が犠牲になる仕組みなの?
もしかして人は、間違った選択をしたんじゃないの?』

『それは考えたら負けだよ』


疑念は確信に近く、私はやはり無駄な自問を繰り返す
生産性の無い問いかけに、意識は遠のき脱力していく



理解できないのではなく、理解を拒んでいる
思考する能力がないのではなく
無意識に思考を避けて生きている
このセカイで自然体であるということが
どれだけ尊く脆いものなのか


『それでも神様は、人間を創ったんだよ』


結局は目に見えないモノを信じるしか無いのだ


私は今を生きるにはあまりに弱い
しかし、そんな強さは本来必要ないはずなのだ