親戚から新鮮な鮎をいただく 塩を多めに振って内臓を残して弱火でじっくり焼き上げる 河原で立木を拾って焼いた味には届かないけれど 今年最後の夏の味 いつか見ていた夢の為に いったいどれだけの時間を飛び越えただろう

世界が終わる時は秋だと思う

例えば巨大隕石が落ちて地球が木っ端微塵に弾け飛ぶ時 例えばどこかの国の首脳が核ミサイルのスイッチを押して核戦争が勃発する時 例えば巨大イカが進化して人類が淘汰される時私の世界が終わる時のイメージは いつも秋だ

人生は進んでいく私の中身と外面のギャップは甚だしく私の人生は、私の外面をベースに進んでいく

そこにいる

新たな命は 果して正しいものなのでしょうか 私はまだ、わからないのです ただ時が流れて それが当然のように生じて 私はわからないのです

投下された

ここは他とは隔絶された世界のように わたしから多くの現実をさらってくれる わたしはどうしても離れられない少しの記憶とその香りを とてもとても大切に抱いている

始まり

俺の顔に泥を塗るな そう叱られたあの日から

追憶の春

透けるように遠い記憶(わずかに蒼みがかっている) 沢山並べられた自転車 ペンキが剥がれて所々木目がむき出しになった壁 草と湿度が合さって発せられる匂い 疲弊した唇 わずかに蒼みがかった記憶は 随分と透明になってきている

テキーラアングラー タンデム

艤装 スコッティ製品と互換ウェルナット M4サイズ ステンレスねじ M4サイズ 20㎜

今年も仕事納め 秋頃からとても忙しく、ストレス?のせいで体調を崩すことが多かった24日は城崎温泉に行った 雪を期待したのだけれど、少し雨が降っただけだったまた1年が終わる。 『あなたが思っているより私はずっと病んでいるし、その根はずっと深いの…

私はもう、後戻りできない場所まで来ている 過去を憂い思う時間は激減 未来に想いを馳せる時間は皆無 今に全てを費やしている なんとも健康的である この場所で 打ち明けたい思いすら見当たらないのだ 私はただ、生きる為に

あの時

幾度でも君に出逢うよ 幾度でも君にだまされる うんざりするくらい君とやり直し 嫌になるほど君と不幸に堕ちる 道化にもなる、馬鹿者にも、犬にも 誇りも冷静さも全て捨てて 何もいらないから ただ君が 愛してくれるというのなら

生き続けるための指針

よく眠り よく働くこと自分と異なるタイプの人間を見たとき 理由もなく恐れないことそしていつだって忘れてはいけない 大切な自分と、大切な他人を 守ること

人生を達観しているようなフリをしていた

優しいだけではいけない 多少打算的である必要もある 穏やかでいられない時もあるし 人を疑わずにいられない時もあるだろう 聴こえない音や 感じられない空気もある それでも今は

憧憬

うたた寝をした その一瞬に 夏の懐景 虫香る夕暮れ

魂の本質

幼児性と決別する時が来た 凄く寂しくて、悲しいけれど 仕方ないこと 草の芽が陽の光に向かってのびるように 魂というものは成長を望んでいるから これまでありがとう、幼い私の魂 沢山の喜びや切なさを感じさせてくれたね またいつの日か取り戻すから その…

2016

今年もとうとう仕事納め 最終日は事務所の大規模な模様替え パソコンの業者さんに来てもらい、ややこしい配線の切替えをお願いする 近頃、業者さんがいないと何もできなくなってきている 来年は私は生存しているでしょうか あるいは病気をしているでしょうか…

あなたに会えてよかった。 随分と使い古されてしまった言葉だけど あなたの笑顔を2度と見ることが出来なくなった今 この言葉の重みと真実を、全身で感じています。 神さま、 もう一度だけでいいから、 あの人の笑顔にあわせてください。

眠れない夜は頭の中で1000回も 『ありがとう』と唱えるんだ

気がつけば空気が乾き始めている

肉体が死んでも心は生きるし 肉体が生きていても心は死ぬさよならありがとう

過失により職を追われ 過失により罪に問われ 過失により命を落とすドジとか、おっちょこちょいとは 社会の中では時に致命的な弱点となるなんて恐ろしいことだろう

私はまた余計なことを考えている ただ生きているだけでは 満足できないのだ『ザ・ビーチ』を観る 楽園とは場所ではなく、過ごした時間に存在するのだ時、人、思想、感情 様々な要素がかさなり、初めて完成される楽園を 地図上で探し求めることは 不毛なこと…

何か辛いことが起きると 私はその解決に必死になる 根本的な解決など無理だし 必要すらないことでも 正面から飛び込んで掻き回していた 時には目を背けることも必要なのだと 近頃はそう考えている 仕方ないことだと 諦めてしまう私を 私は哀れだと思う

この雨に

客観的な正しさを追い求める事に意味はなくて 大切なのは 自分にとっての正しさを裏切らないこと 言葉の意味は理解できてる『貴方はいつも正しいよ』そう言った君は今の私を見ても『正しい』と言ってくれるのだろうか常に誰かにとっての正しさを求めて生きて…

冬の日 慌ただしく行き交う人混みの中で 私はヘッドフォンを耳にあて ピアノの音色を聴いていた 癒えない傷と悲しみを 貴方の記憶と共に抱いて空は意識が遠退くような紺碧色で 遠くに微かに瞬く星に 私はそっと手を伸ばした 掴めない記憶は もはや私自身の創…

卑怯な貴方は見たくない 卑屈な私は醜い 捨てるということを 安易に選択してきた私は 捨てるということの重みを理解できていないのだろう 卑怯な貴方は見たくない だから私はもう 貴方の側には居たくないのだ

月がみるみる満ちていく 何もかもが速過ぎる

不誠実な人だと思う 私と同じように

描いた未来は切ないほど輝いていて 私は何度も思い返す 気付いた時には 私はあなたの年齢も越えて 大人に感じていたあなたが とても矛盾した存在になった 私はまだあなたより幼くて 私はまだ悲しみを大切に抱いています