憑かれたように

7年目。

僕はまだ失くさずに、変わらずに

一つの目的を離さないでいる。

もはやこれが正しいかどうかなんて関係ない。



10年目。

僕は決して忘れずに、薄めずに

一人の人を想っている。

もはやこれが愛なのかどうかなんて関係ない。


きっと花火に行こう。

今度こそ君の手を引いて

僕は笑顔で歩く。




僕は誓った。

10年前に

幼いながらも、強く誓ったよ。

決して君を忘れないと


そして悟ったんだ。

僕がもし他の誰かと

どこか別の場所で幸せになったとしても

死んでしまうその瞬間には

必ず君を想うんだ

一番愛した人は君だったと

後悔するんだ